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ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
大和路の旅、後半は市街地にある達磨寺へ向かいます。
信貴山を降りて朝護孫子寺で御守りを求めたり、絵馬を奉納したり、
ぶっといお線香をあげたりと、厳かな気持ちで境内を巡らせて戴きました。
例え信者や檀家でなくても、一見の価値のある大変立派なお寺です。
幸い懸念されていた天気もずっと晴天のままで、街に戻るまで持ってくれました。
山を降りたら、まずは朝護孫子寺からバスで王寺駅へ戻ります。


境内の中にある胎内潜り。寅年生まれの方には更にご利益あり!?

下のバス停付近では開運バンジーと銘打って橋からバンジージャンプが体験できたり
まだまだ様々な魅力が眠る朝護孫子寺。是非また行って、次はバンジーしてみたい。
再訪の目標と楽しみが出来ましたので、一年後に絶対リベンジする!


バス停からすぐの仁王門。強面の金剛力士像が圧巻の迫力で睨みを利かせています。


下っていく途中、街の風景が良く見渡せました。久秀ちゃんもかつて見た景色…かも。

信貴山はかつてケーブルカーが通っていたと、タクシーの運転手さんからお聞きしました。
バスで下山した道路にはその名残りが見られ、その時代にケーブルカーに乗ってみたかった。
車窓からの景色は街が一望出来るなかなかの眺望で、途中近鉄の信貴山下駅に寄ったり
ローカルかつ趣のある帰り道になりました。生駒郡、本当に自然豊かな良いところです。
奈良交通さんのバスは、中扉が開くと「チーン」と可愛い音がします。整理券の出る音らしい。
あと、日中は「ひまわりタイム」と言う制度があるらしく、整理券に印字されていました。
名前が可愛いな、ひまわりタイム。地域によって様々なサービスがあるんですね。

つづきは畳んだ先へどうぞ(^-^)


王寺駅に戻ったら、路線を乗り換えてまたまたバスで達磨寺へ向かいます。
駅からそう遠くないので頑張れば歩ける距離でしたが、前日の悲劇を思い出しまして(^^;)
そう。和歌山でグリーンコーナーさんへ寒風の中歩き、バテたあれです。
思った以上の長距離にバテたことを思い出し、今回は大人しくバスを頼っちゃいました。


達磨寺到着。バス停三つ分ほどなので、マジで気合入れれば歩ける距離かも。
門前を撮ってないのですが、長い白壁が続いて敷地はとても広いです。

余談ですが、王寺町は「雪丸」と言う聖徳太子の愛犬がゆるキャラとして
町のマスコットになっていまして、至る所で彼の姿を目にすることが出来ます。
達磨寺へも雪丸の足跡を辿って行くと辿り着けるみたいで、歩道に可愛い足跡と
電柱に雪丸ロードと言う赤い旗が飾られていました。雪丸くん、白い犬で凄く可愛い♪


達磨寺の御本堂です。本願寺も巨大でしたが、こちらもかなり大きくて立派。
墓参の前に、立ち寄らせて戴く旨、手を合わせてお賽銭を差し上げました。


これが雪丸の像。聖徳太子がここに埋葬したと言う逸話があるそうです。
門前にもマスコットとしての雪丸くんの石造がどーんと立っています。

広々とした境内の奥にはお寺さんが運営する保育園がありまして
元気な子供たちの声が聞こえて来ていました。街中ながら静かな良い立地です。
本堂に向かって左手の、雪丸像の並びに目指す松永久秀の墓所がありました。
墓石は小さいですが、綺麗に手入れされ、立派な立て看板も。


こちらが久秀さんの眠るお墓…とされている一つです。
他にも久秀の墓所とされる場所が二箇所ありますが、ここが一番本拠地に近い。


由来の書かれた立て看板。目を凝らしましたが墓碑の文字は読めませんでした。


アングルを引いてみた感じ。お隣には別の方のお墓が並んでいました。

人っ子一人いない境内で、膝を突いて厳かな気持ちで墓所に手を合わせました。
今でこそ爆死が武勇伝になっている久秀ですが、追い詰められ自害した時
果たして彼は何を思ったのでしょうね。死が恐くなかったのでしょうか。
彼の生きた時代は「死」こそ美徳、と言う価値観でしたから、武士の一人として
華々しく自害することは本望だったのかもしれませんが、それでもやっぱり人間です。
本能的な恐怖を抱いたかもしれない。もっと生きたかったかもしれない。
本心は久秀本人のみぞ知る。ただ、彼の時代から何百年も経った今でも
その名が語り継がれ、私のように感銘を受けて縁の地を訪ねる者があると言うことは
彼が立派に生きた何よりの証だと思います。その生き様は決して風化しない。
歴史に燦然と名を残した悪党・松永久秀は、やはり偉大な武将の一人です。

もし今度願いが叶うなら、久秀さんの祥月命日にまた是非墓参したいです。
奇しくも、彼が大仏を燃やしてしまった10月10日の同じ日が命日なんですよね。
いつかもう一度大和路への旅が叶うと信じ、達磨寺を後にしました。
帰り際に丁度保育園が開放時間になり、さっきまで静かだった境内は
駆け出して来た子供たちの元気な姿と声でいっぱいになりました。
賑やかで楽しそうな子供たちを見たら、久秀ちゃんもきっと寂しくないよね。
達磨寺さん、参拝させて頂いてどうもありがとうございました。お邪魔しました。

奈良も出会う方が皆さん親切で温かく、和歌山同様名残惜しくなりました。
でも、そろそろ帰りの電車で大阪へ戻らなければなりません。
その前に、駅の喫茶店でちょっと一服。それからゆっくり電車で帰ります。


美味しかったディップワッフル。ご馳走様でした♪右が雪丸くんです。
この日は丁度新元号の発表があったので、雪丸くんもお祝いしていました。

以上、一日でさっと回った大和こと奈良の旅。王寺町は大和川も美しく、
色とりどりの花が咲き、大変雅で風情溢れる素晴らしい町でした。
またきっと来年伺います。と言うことで、最終日は秀吉さん家からお届けします。
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