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ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
近畿の旅も三日目。楽しかった紀州に別れを告げ、次なる目的地は大和こと奈良県です。
和歌山市駅から特急に乗って、新今宮乗換えでそのまま奈良へ。
この日の近畿地方は寒気の影響で冬の寒さに逆戻り。奈良も例外じゃありません。
降り立った王寺駅も寒風が吹きすさび、むっちゃくちゃ寒い朝でした。
コンビニでマフラー代わりにフェイスタオルを一本調達し、子供の首に巻いたほど。
インナー用にヒートテックを持参してよかったと、つくづく思った大和の朝でした。


王寺駅の改札前には、正にこれから行く目的地双方の看板が!

まず向かうのは、松永久秀の居城があった信貴山です。
朝護孫子寺と言う大きなお寺の上に信貴山城跡があるので、麓から山登りです。
目的地へはタクシーで向かい、帰りはバスと言うルートを取りました。
運転手さんがとても気さくな良い方で、道中色々なお話をして本当に楽しかった(^-^)
和歌山も奈良も、出会う人が皆優しく暖かい土地柄です。皆さん本当にありがとう。


現地に到着!これは帰りにバス停から撮ったもの。ここから延々と登りが始まる。

この日の天気予報は、旅行初日と同じく曇りのち雨。いつ降り出すかまたもハラハラ。
とは言え、いざ奈良に着いてみると意外や晴天。寒くても気持ちの良い陽気でした。
お寺到着直後は少し雲行きが怪しくなったものの、概ねずっと青空が見えていて一安心。


参道を入って行くとドーンと鎮座している張り子の巨大虎。その先には子虎たちも。


朝護孫子寺全体の地図です。山そのものが寺と言ってもいいほどの広大さ。
麓の現在地から、地図最上部の信貴山城跡目指して登ります。


参道を入口から見るとこんな感じ。両脇の灯篭は敷地内に延々と続いていて圧巻!

続きは畳んだ先へどうぞ♪


驚くほどの広さとお堂を有しながら、隅々まで綺麗に手入れされている朝護孫子寺。
朝の空気が清々しく、お庭掃除をされていたお兄さんがにこやかに挨拶してくださいました。
本堂でお賽銭をあげ、登らせていただく旨ご挨拶を済ませると、空が更に晴れ始めました。
所々看板も出ているので、迷わず信貴山城方面へ向かう事が出来ます。
虎のみならず、謙信さんも拝んでいた毘沙門天を祭ったお堂も。何しろ御本尊ですので。
毘沙門さんのお使いは何と、人間界では嫌われ者のあのムカデ。
旗や絵馬にも描かれていましたが、不気味だけど何だか畏怖の念を抱く生き物です。


小さな寅さんが鎮座するお堂。どの建物も立派で趣があります。


いよいよ信貴山登山開始。と言っても頂上までずっと舗装路があるので安心。


九十九折の山道が続きます。普段運動不足なので、休み休み登りました。

日当たりの良い場所には菫がいっぱい。小さな春を見つけました。

帰って来てから知ったのですが、城跡碑の更に上にある空鉢護法のお堂付近には
織田信長とお市が奉納した鳥居が存在します。勿論建て替えられて今は新しいものですが。
今回、下のお堂からお水を頂いてこなかったので、入口まで行って戻ってしまったのですが
景色もいいようですし、やはりお参りしておけば良かったと後悔しました。

お話戻って。小鳥の声も清々しい山道を延々と登ると、遂に信貴山城跡の立て看板が!
ようやく山登りも終点です。山頂付近はいいお天気で、我々はここで新元号を知りました。


立て看板。この看板からすぐ左をUターンして登ると石碑です。
うっかり矢印の通りに下ってしまうと、どんどん山の中へ入ってしまいます。
最初は松永屋敷方面へ行ってしまい、大分下ってから「これは違うんじゃないか?」と気付き
急ぎ戻ってようやく石碑を発見。着いたところで、横のベンチで二人並んでおにぎりタイムです。


山頂には石碑と信貴山城に関する説明文の書かれた看板があります。
木が茂って大分視界は遮られていましたが、同じ場所で同じ景色を見たであろう久秀さん。
彼はどのようにここで暮らしていたのか。現代の街並みを見たらさぞ驚くことでしょうね。
信長に攻められ篭城した時、この山頂で己の運命の終焉を想ったのでしょうか。
様々な想いが交差し、一時久秀の気持ちになって遥か眼下の景色を眺めました。


山頂からの眺め。天守の上からなら、もっと広々見渡せたことでしょう。
後日談ですが、日差しが強かったのか頭皮を日焼けし、洗髪時に偉く痛くて参りました。
恐るべし山の上。今は治って来てちょっぴり…いや、大分痒い(笑)
しばし久秀の人生に思いを馳せたあとは、バスの時間もあるのでそろそろ下山です。


数え切れないほどの石塔と鳥居が並ぶ境内。とても静かで厳かです。


現地には茶屋や宿泊施設もありました。見下ろすと本当に多くの建物が林立しています。


お守りを戴き、我が子は自分のお小遣いで絵馬も奉納して来ました。

町に戻ったら、次なる目的地は達磨寺です。名前の通り達磨さんを祭ったお寺。
ここには久秀の墓所がありまして、目的は孫市に次いでお墓参りです。
その様子はまた次回のリポートにて!
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