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ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
二月ほど前から計画を立て、綿密に準備して来た紀州、大和の旅。
長々リポートを書いて来ましたが、今回はまとめ的に思い出を振り返ってみます。

和歌山へ行くと決めたのはまだ寒い頃。宿を調べたり、列車を調べたり、
現地のお店や見所、お祭りの概要、開催地の情報などを毎日PCでチェックしました。
まだ見ぬ地への期待と、少しばかりの不安を抱きつつ、その日を指折り待つ。
その間も楽しくて、当日が迫ると夜遅くまで行程表を作ってプランを練ったものです。
ゲームが発端とは言え、歴史を知ってますます敬愛するに至った孫市さん。
彼の生きた地をこの目で見たい。と言うのが私の常々の願いでした。
いつかは叶えたいと思っていた夢が、これほどあっけなく実現するなんて。
旅を終えた今でも、何だかまだ信じられない気持ちがします。

紀州和歌山は本当に良い所です。他に形容する言葉が見つからないのが
何とももどかしいですが、とにもかくにも色んな意味で優しい街でした。
街みの雰囲気も時間の流れも、ゆったりとして何だか懐かしい感じがする。
そして人がとても温かいです。滞在中、出会った方々が皆さん本当に親切で優しく
他所者なはずの我々もすんなりと溶け込み、馴染むことが出来ました。
そのお陰で楽しすぎて全然疲れず、むしろ帰るのが寂しくて仕方なかったです。

もう一つ、孫市ファンとして嬉しかったのは、地名の至る所に
雑賀由来の名が残っていることです。我々が泊まったホテルの道一本隣は
雑賀屋町という住所でした。他にも雑賀と付く地名があちこちに。
更には孫市の城があった平井、太田など、史実を読めば目にする文字ばかり。
雑賀小学校と言う学校があるのですが、母校がそこなら良かったのにと
つくづく思ってしまいました。羨ましいですねぇ、和歌山市。
だって、時代が進んでもそこは紛れも無く雑賀の里なんですから。
現代にいながら孫市たちの息吹を感じられるなんて、素晴らしすぎます。

かつて彼も目にした紀ノ川の流れ、遠い山並み、それらを自らの目で見て
紀州の空気を感じて、こんなに幸せな時間はありませんでした。
何百年も前の人なのに、ここに来ると孫市に会えるような、逢えたような
そんな気がする。訪れて良かったと、心の底から思いました。
和歌山市は、彼をとても身近に感じることが出来る素敵な街です。
いっそ永住したいくらい素晴らしかった。和歌山が大好きになりました。

一方奈良。こちらも古の都の趣を残す風情あるお国柄。
大和路線の車窓から見た大和川の流れや、岸辺を彩る色とりどりの花々、
そして遠い山並みが溶け合って、なんとも美しい風景が続きます。
信貴山城跡からの眺めも眼下はほぼ人家と街並みにも関わらず、
どこか古都の風情を漂わせ、品良く優雅な印象を受けました。
和歌山に負けず劣らず出会う人々が優しく、バスやタクシーの運転手さん、
お花屋さんの奥さん、お寺の方々、駅員さんやコンビニの店員さんに至るまで、
皆さん気さくで温かく、とても親切でした。こちらも本当に楽しかった。
奈良では長く時間が取れなかったので、改めてまたじっくり訪れてみたいです。
あとは、鹿に会いたいですね。王寺町のお隣はもう法隆寺でしたので
次回訪れる機会に恵まれたら、その時こそ足を伸ばしてみたいです。

振り返れば、列車で通過しただけの場所もあるものの、信長や蘭丸、
長政、三成、秀吉、家康、そして孫市に久秀、多くの武将縁の地を通りました。
これぞ正に現代の流浪演武!?日本の至る所に歴史があります。
この国に眠る数多の英雄に思いを馳せながら、また何処かに旅してみたい。
でも何より、一番行きたかった紀州を訪れることが出来て本当に幸せでした。
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