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ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
行って来ました、紀伊・大和路の旅!三泊四日の長丁場でしたが
楽しすぎてあまり疲れずに帰って来ることが出来ました。
むしろ帰りたくなかった。タクシーの運転手さん、コンビニの店員さん、
お城や施設のスタッフさん、そして通りすがりの人までが優しく気さくで
滞在中ずっと幸せな気持ちで過ごさせて戴きました。
お世話になった皆々様、一期一会だった方々にも心から感謝です。

初日は私史上初訪問となる和歌山県へと向かいました。
流浪演武なら正に孫市が立っているあの紀伊!もうワクワクが止まらない!
翌日に開催を控えた「孫市まつり」が今回の旅のメインでしたが
前日に紀州入りし、孫市縁の城跡と墓所も訪ねて来ました。


道中、車窓から見えた佐和山城跡。少し離れた所に関が原合戦場跡もありました。
佐和山城はお馴染み石田三成の居城。今でも自然豊かなとてもいい所です。
大阪から南海鉄道に乗り換えるのですが、行き先が「和歌山市」と
電光掲示板に出ているだけでときめいてしまった私であります。
大阪との境目は山並みが多く、そこを抜けるといよいよ和歌山県。
初めて見る街並みや紀ノ川の流れに、本当に来たんだ!と感無量。
あの時の感動はきっと一生忘れられないと思います。

長期予報では滞在中晴天のはずが、直前になって大気不安定との予報。
天候にハラハラしましたが、和歌山市駅に着くと幸いまだ雨は降っていません。
和歌山市駅前の様子。ここでの孫市は吉宗さんと同等!?
かなりの推しっぷりで、初っ端から私にとっては聖地感満載であります。

続きは畳んだ先へどうぞ♪


空模様は限りなく怪しかったので、降らないことを祈りつつ、まずは平井地区へ。
平井は山裾に広がる長閑な町並みで、古くからある家が多い印象でした。
ここには孫市が住んでいたと言われる平井城の跡地があります。
今は小高い台地の上に芝生のグラウンドが広がる小さな公園ですが
訪れてみればなるほど、確かに城の名残を感じさせる地形でした。

静かな町の片隅にひっそりとある平井中央公園。ネットのある辺りです。

階段を上りきって振り向くと、眼下には遠く紀伊の街並みが見渡せます。
公園の入口では三分咲きの桜が花を沿え、思わず胸が一杯になりました。
遠く広がる街は、かつて雑賀の人々が暮らした家々のあった場所。
そんな故郷の風景を眺めつつ、孫市は日々何を思っていたのか。
彼の生涯と気持ちに想いを馳せ、目頭と胸の奥が熱くなりました。

広々とした街並み。きっと戦国時代当時も美しい里だったことでしょう。

今は芝のグランドですが、山を背に何となく城跡の風情が漂います。

平井公園にはこの日人っ子一人おらず、時々ぽつぽつ来る空の下
ベンチでおにぎりを食べました。腹ごしらえをしたら城跡に別れを告げ、
次なる目的地「蓮乗寺」へ。平井中央公園から徒歩数分の至近距離にあります。
ほぼ農道と言える細道を入り、民家の間を縫って歩くと門が見えて来ました。
周囲の静けさも相まって、この付近の地区には独特な空気があります。
他所者がおいそれと冒してはいけないような、土足で踏み入っていけないような
何とも言えない近寄り難さと言うか、重みのある場所だな、と感じました。


蓮乗寺付近にある、ここも屋敷跡といわれる平地。

蓮乗寺の門です。小さなお寺ながら厳かな佇まい。

門を潜りそのまま奥へと進むと、一目でそれとわかる墓石が一基。
そこには孫市(表記は孫市郎)の名がしっかりと刻まれていました。
この墓所は所謂「鈴木重秀」氏のものかどうか確信は無いようですが
雑賀庄鈴木氏縁のお寺であることは紛れも無い事実であります。
ここもまた一種独特な静けさに満ち、厳かな気持ちで手を合わせました。
長い旅の末、ようやく大好きな孫市さんに会うことが出来た瞬間です。


静寂に包まれた蓮乗寺の敷地内。孫市の墓碑には花が飾られ、
とても綺麗に手入れされていました。地元の人に愛されているんですね。


蓮乗寺の起源に関する説明文もありました。紛う事なき孫市由来の地です。

蓮乗寺を後にし平井のバス停に着くと、それを待っていたかのように
遂に空が泣き出しました。バスが来るまであと僅か。
それまで上着のフードで何とか凌いだ私と子供。でも結構降られちゃいました。


バス待ちの間、背後に見えた焼肉バイキングのお店、その名も「左近」!
店名に思わず子供と大盛り上がり。勢いで写真撮っちゃいました。

和歌山市駅に戻ってホテルにチェックインした後は、雨の中和歌山城観光です。
悪天候なので外食は諦め、コンビニで夕飯を調達して部屋で食べました。
私の旅行はいつもそんな感じ。お部屋からは和歌山城を眺めることが出来、
のんびり長旅の疲れを癒しつつ、一日目の夜が過ぎて行きました。
新幹線からも様々な無双武将縁の地が見え、随所で歴史を感じられました。
そんなリアル流浪演武・紀伊編、まだまだ続きます。
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