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ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
毎年職場で営巣するツバメたち。でも、今年は順調とは行きませんでした。
まず、最初の巣が完成した直後、何者かに壊されて中身が出てしまいました。
次に、バックヤードの出入り口に一番近いところで営巣を再開し、
無事に雛も孵り始めた直後、またまた何者かに巣材を引きずり出され
そのまま雛も居なくなってしまいました。動物なのか人間なのか…犯人分からず。
でも、かなり高い所にあったので人災と言うことはないと思います。
もう2羽ほど頭が見てていただけに、本当に残念でなりませんでした。

そして、三度目の正直とばかりに、今度は正面出入り口に一番近いところで
新たに抱卵しているカップルが。もうそろそろ雛が孵る頃だと思います。
出来れば今度こそ無事に巣立って欲しい。可愛い雛の顔が見たいです。
何より、巣作りから頑張っている両親があまりにも気の毒でなりません(T_T)

そんな最中、ちょっと嫌な話も耳にしました。我が職場の向かいにあるお店。
一階が駐車場なんですが、そこに毎年沢山のツバメが巣を掛けていました。
去年こちらの記事で話題にもしてますし、仕事帰りに見るのが本当に楽しみで。
で、今年はツバメを見かけるようになって大分経つのに、一向に雛の声がしない。
巣作り辞めちゃったのかな?と思っていたら、誰かが巣を落とすらしいのです。
何度も巣を作るのに、夜になると誰かが駐車場に侵入して勝手に壊して行く。
その繰り返しで今年は営巣が成功しないらしいです。本当に悲しくなります。

お店の方はツバメの飛来を楽しみにしていて、毎年暖かく見守っていました。
なので、店長さんやスタッフさんもとても残念がっておられるようで
心無いことをする不法侵入者にご立腹。人の敷地に勝手に入るのは犯罪ですし。

ツバメは子育てをするために、小さな身体一つで4000kmもの旅をします。
無事に日本に着ける子ばかりではなく、旅の途中で命を落とす子も沢山居ます。
そうして命を繋ぐためにやっと辿り着いた地で、その子育てを阻害される。
確かに糞害もありますし、鳴き声も賑やかです。でも、その期間もほんの2週間。
その間だけでも小さな命を見守ってあげて欲しいと節に願うばかりです。
逆に考えてみましょう。人間だって動物のテリトリーに侵入し、ゴミやトイレや
様々な汚染を引き起こしています。騒音で動物たちに迷惑も掛けています。
人間だけが我儘を許されるんですか?ツバメたちには何の罪もありません。
古来からツバメは繁栄の象徴として大切にされて来た益鳥でもあります。
田んぼに害をなす虫を取ってくれて、人と一緒に暮らしてきた大切な仲間なんです。

どうか、ツバメたちに温かい目を向けてあげてください。見守ってあげてください。
野鳥の会からも報告が来ていますが、年々日本への飛来数が減り続けています。
この地球上全ての生き物に生きる権利があるんです。人間も少しだけ我慢しましょう。
現代に生きる人々が、小さな生き物に温かい心を持てることを願うばかりです。

頑張れ、ツバメたち!
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