忍者ブログ
ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
我が職場には毎年ツバメが営巣します。軒下の通風孔の上にそれぞれ巣があり、
今年も早々に飛来し、6月中に一組子育てを終えて無事巣立って行きました。
抱卵から始まり、孵った雛が少しずつ大きくなって行く過程を見るのは何とも楽しいもの。
毎年夏の楽しみの一つだったりします。暑いのは嫌いだけど、やっぱり夏って楽しい。



今現在、二組目の番(つがい)が雛を孵し、子育てに奮闘している真っ最中。
写真はまだ孵って間もない小さな雛たちと親鳥。せっせと餌を運んでます。
しかしこの二番目の子供たち、すんなり巣立ち…とは行ってくれず困っています。

数日前、職場に出勤すると何やら黒いものが砂利の上に落ちているではないですか。
近づいて見ると上にある巣から落ちたツバメの雛です。大分立派になってはいるものの
まだ飛べる段階まで行っていない様子。羽をパタパタしても浮上は出来ません。
よくよく聞けば前日も3羽巣から落ち、社員が巣に戻したとのこと。
どうやらその後また落ちて来たみたいです。巣に戻れず落命するのも自然の摂理。
分かっちゃいるけど、放っておけないのが人間の性です。やっぱり何とか助けたい。
周囲にはカラスも猫も居るので、そのままにすればいずれ餌食になるでしょう。


仕方ないので、とりあえず小さなダンボールを用意してその中に入れて巣の真下へ。
すると、親鳥が時々様子を見に降りてきます。やっぱり我が子は心配なのね(汗)
我が職場のスタッフたちも心配して、入れ代わり立ち代わり様子を見てました。
それから少しして、私ともう一人のスタッフで様子を見に行くと…。


何と2羽目が落下!おいおい、何でそんなに落ちて来るのさ(´Д`;)
この日は風が強かったので、敷いていたペーパータオルはとりあえず撤去し
この状態で巣の真下に置いておきました。結局、午後から出勤した男性社員が
無事巣に戻してくれたとのこと。写真では一見弱々しく見える雛たちですが
一度巣に戻れば他の雛に負けない勢いで餌をねだって大口開けてました(笑)

そして今日。出勤するとまたしても一番小さい雛が落下していました。
再び巣に戻す男性社員。何か毎日の日課になりつつあるな(^^;)
お願いだからあんまり乗り出さないでね、ベビーたち。しかし可愛いなぁ♥
明日は落ちていないことを祈るばかりです。巣立ちまで毎日ハラハラしそう…。

子育ては我が職場のみならず、道路を挟んで反対側のお店の駐車場にも巣がいっぱい。
付近を通ると賑やかに親鳥におねだりしている声が聞こえて来ます。

この子たちは5羽中3羽が巣立ち、今日は電線の上に並んで止まっていました。
あと2羽はまだ巣の中。明日には全員居なくなるんだろうなぁ。
ズラリと並んだ姿は何とも愛らしいものですね(*^^*) 勇気出して巣立ち頑張れ!


日本野鳥の会で頂いた資料によると、我が日本では年々ツバメの飛来数が減少中。
軒先のある民家が減り、人間の手で巣が落とされることも増えているらしいです。
昔からツバメは繁栄の象徴で、巣をかけるとその家は栄えるなんて言われて
縁起物とされて来ました。でも、今はそれより糞害を気にして巣を落としてしまう。
現代人は心が狭くなったなぁと思います。でも、我が家の近所はツバメがいっぱい。
あと二ヶ月もすれば街から離れてしまう彼らだけど、それまで出会いを楽しみたいな。
そしてまた来年、元気に戻ってくる姿を待ちたいと思います。頑張れツバメ達!
PR
COMMENT
name
title
text
color   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
mail
URL
pass
secret
PREV ←  HOME  → NEXT
Copyright (C) 2024 浅葱色のシリウス All Rights Reserved.
Photo by あさぎ Template Design by kaie
忍者ブログ [PR]