忍者ブログ
ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
神奈川県は山北町にあるユーシン渓谷。知る人ぞ知る秘境です。
夫が職場の仲間と訪れたのを切欠に、後日私を誘ってくれました。
なんでもユーシンブルーと呼ばれる美しい青い水が有名だとか。
丁度紅葉も見頃の季節。高まる期待を胸に出掛けて来ました。

山北町は北側の山を超えると山梨県、西側を超えると静岡県。
道中富士山がめちゃくちゃ綺麗に見えました。冠雪して美しいです。


写真だと遠いけど、肉眼ではもっと間近に見える。

無料の駐車場がある玄倉商店に着いたのが朝の8時半頃。
そこから先はひたすら自分の脚で歩かねばなりません。
玄倉ダムまで6kmちょっと、往復13kmほどの距離です。
立ち仕事で足腰鍛えてる私ですが、果たして辿り着けるか!?


風も穏やかで静かな朝。波一つない丹沢湖に紅葉の山々が映る。


明鏡止水とか正にこのこと。絶景かな。

  
お天気は曇りの予報。でも、時々雲間から陽が射して来ます。
美しい紅葉と渓流の清らかな水音に包まれて歩く。
道の端には役目を終えた木の葉たちが彩りを添えてくれます。


道中、しばしば洞門に出くわします。


とにかく水が豊富で、渓谷の清流は勿論、崖側にも滝や小川が。
写真は道端に唐突に湧き出していた清水。とても綺麗な水が湧いていた。

歩くこと4.6km(Googleマップ調べ)。最初の隧道が現れました。
玄倉ダムまで3つのトンネルを通ると聞いてはいたのですが
最初の隧道に着くまでが一番長く感じました。

  
1つ目は一番綺麗に整備された境隧道です。
短くて真っ直ぐなので抵抗無く通り過ぎることが出来る。
奥秩父は中津川渓谷にある持桶トンネルに似ています。


境隧道を抜けて更に進むと、閉所恐怖症には最大の難関
新青崩隧道が待ち受けている。読み方は「あおざれ」だそうです。

  
さあ、意を決して暗闇に飛び込もう。ここを通るしか道はない。
入口も怖いが、出口で振り返っても怖い。中はもっと怖い(汗)

この隧道、中でS字にカーブしているので正に一寸先は闇状態。
当然出口の光も見えないし、無灯なので恐怖感が半端ないです。
中に入ると一瞬で漆黒の闇に包まれ何も見えなくなる。
スマホのライトでは足元を僅かに照らす程度しか役に立ちません。
懐中電灯やヘッドライトなど、強めの光源必携です。

ちなみに私は中程度の閉所恐怖症。入るだけでも勇気が要る。
行きは怖くて亭主の腕にしがみついてました(笑)
しかもわざと照明消そうとするので途中でひったくってやった。
流石に帰りは離れて歩けましたが、初回は誰もが恐怖を味わえるはず。

  
トンネルを抜ければ美しい紅葉!ホッと一安心(^^;)


奥に進むに連れ段々と荒々しさを増して行く渓谷の風景。
やっぱり秩父の中津仙境に似てるなぁ。あちらは更に荒々しいけど。

  
最後のトンネル、石崩隧道が見えて来ました。凄い名前(笑)
ここは手掘りでやっぱり無灯ですが、出口が見えてる分怖くない。
短そうに見えるけど、歩いてみると意外に距離があります。


出口側。苔むしている、写真左側の壁の向こうに綺麗な滝があり、
ドンネル内を歩いていても清らかな音が聞こえて来ます。


沢にも小さな滝が。滝壺が既に美しい青みを帯びている。
いよいよこの先に、もっと鮮やかな青のユーシンブルーがある!
否応なしに期待が高まります。感動の対面はもうすぐ(≧∀≦)

後編に続く

拍手[0回]

PR
COMMENT
name
title
text
color   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
mail
URL
pass
secret
PREV ←  HOME  → NEXT
Copyright (C) 2025 浅葱色のシリウス All Rights Reserved.
Photo by 戦場に猫 Template Design by kaie
忍者ブログ [PR]