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私がシリーズ中一番好きなのは戦国無双2です。
某大手通販サイトでも2が好きと仰っている方は多いみたいですね。
凛々しさと切なさが同居し、戦う事の空しさや悲しさに涙する、そんな作風でした。
どの武将のシナリオも噛み締めるように遊んだのを覚えています。
孫市を好きになる決定打になったのも、この2のシナリオでした。
孫市を好きになる決定打になったのも、この2のシナリオでした。
先日改めて最初から最後まで彼のストーリーを遊んでみたんですが、
当時はステージが始まる前にキャラたち自ら喋ってくれるんですよね!
あの演出が凄く好きだったので、復活を切に希望したい。
それとムービーが非常に美しいです。今より断然いい。ちゃんと表情も動きもある。
笑うシーンは笑い、泣くシーンは泣き、怒るシーンは怒ってます。
髪の動きも綺麗。さらりと風になびく感じなんか素晴らしい。
やっぱり立ち絵に動きをつけるんじゃなく、ちゃんとしたムービーはいいな。
と言うことで、2のシナリオを振り返ってみようと思います。
続きは畳んだ先へどうぞ♪ 盛大にネタバレしております。
と言うことで、2のシナリオを振り返ってみようと思います。
続きは畳んだ先へどうぞ♪ 盛大にネタバレしております。
冒頭のムービーは秀吉との鍛錬。これが凄く楽しそうで微笑ましい。
でも、ふざけて交わしている二人の台詞が皮肉なことに後に現実になって行く。
そう気づくと何とも複雑な気持ちにさせるムービーです。
親友に請われて姉川の合戦に加勢し、海上戦では民たちを勝利に導く。
そこまでは孫市らしく明るい振る舞いを見せてくれるものの
第三ステージ冒頭のムービーで急転直下。初見ではかなり衝撃を受けました。
無残に滅んだ雑賀の里で出会うのは、因果なことに親友の秀吉。
あの映像は戦国無双史上でも屈指の酷さじゃないでしょうか。
何もかもが悲しすぎて、もう笑えないと呟く孫市の痛みがひしひしと伝わって来る。
その後、仇敵信長にとどめを刺すも今度は自分が追われる立場に。
地図すらない闇の荒野を逃げ惑う第四ステージは彼の心中そのもので、
そこで目にするのは信長を失って荒んで乱れて行く世の中。
何でここまで惨い目に遭わなきゃいけないのかと、胸が締め付けられる思いでした。
逃げに逃げた第四ステージの後、ここで入るムービーが凄く良いんです。
逃げに逃げた第四ステージの後、ここで入るムービーが凄く良いんです。
雨の降りしきる夜、廃寺で目を覚ますと囲炉裏端に親友の姿が。
何気に、布団で寝ているというレアなシチュエーションが見られたのも嬉しかったり。
目覚めて秀吉の顔を見るなり「何で俺を殺さないんだ」と食って掛かる孫市。
帰る場所も生きる目的も失ったら、そりゃいっそ殺してくれと言いたくもなる。
いつも明るく大らかだった孫市が「辛い」と吐露するシーンはこちらも本当に辛かった。
何もかも失くした孫市に新たな居場所を与えてくれたのは秀吉です。
囲炉裏の火の暖かさと同じくらい、ダチの心も温かかった。
しみじみと、男の友情っていいなぁと思わせてくれる、救われる場面でした。
ホント、この頃のムービーのクオリティは素晴らしいの一言です。
最終ステージでは光秀を討つべく秀吉に加勢して戦に出ますが
最終ステージでは光秀を討つべく秀吉に加勢して戦に出ますが
クリア後のイベントシーンで後ろから誰かに撃たれてしまうと言う不幸ぶり。
2の孫市はこれでもかと言うくらい欝展開のシナリオだったなーと思います。
でもね、凄くカッコいいんです。生き様も死に様も。
ステージを終えて最後のムービー、本陣で一人待つ秀吉の元へ戻って来る孫市。
身体を打ち抜かれ、髪も解けて疲れ果てた姿で夕暮れの中帰陣します。
「俺…死ぬのかな」と呟く孫市に、秀吉は「ああ、そうだな」と一言返す。
逆光で表情が見えず、でも、多くを語らない秀吉の台詞がこれまた切ない。
そのままくず折れ、親友の膝の上で苦しげに絞り出される台詞。
「死ぬの恐ぇ。普通に恐ぇよ。でも、皆そうなんだよな。死にたくないけど戦ってる。
「死ぬの恐ぇ。普通に恐ぇよ。でも、皆そうなんだよな。死にたくないけど戦ってる。
戦わされてる。だからそんな乱世は、業は終わらせなきゃいけない」
彼のこの言葉はとても重かったです。この時代を生きた人々の心の叫びでしょう。
彼のこの言葉はとても重かったです。この時代を生きた人々の心の叫びでしょう。
愚かで、残酷で、でも止めることが出来ない延々と続く戦いの日々。
命が細っていく友に「死ぬな。生きて自分の天下を見届けろ」と命ずる秀吉。
孫市の頬に秀吉の涙が一粒落ちる。それは孫市自身の涙にも見えて。
「イケてる…提案だ。笑えるぜ…秀吉」
笑みを浮かべ、静かに息を引き取る孫市。夕焼けの美しさが尚悲しい。
「イケてる…提案だ。笑えるぜ…秀吉」
笑みを浮かべ、静かに息を引き取る孫市。夕焼けの美しさが尚悲しい。
友の亡骸を抱き、泣きながらその名を呼ぶ秀吉に孫市の声が重なるのですが、
ここの台詞がとにかく格好良過ぎる。音楽も素晴らしく、ただただ切ない。
私はいつもこのムービーと、その後のスタッフロールで泣いてしまうんですよね。
振り返ってみると、2の孫市は本当に男気があったなぁ、と。
最近でもまぁ決める時は決めてくれるけど、かなり軽めなキャラですからね。
この頃みたいな硬派な面もまた見せて欲しいと切に思います。
衣装も2が一番似合ってた気がします。日本の武将らしい陣羽織姿が素敵で♪
髪型も良かったし、ラストの髪が解けてる姿も悲しいけど素敵だったなぁ。
色々と思い入れが深い2のシナリオですが、改めて遊んでもやっぱり最高でした。
お市のEDの次に泣いた、今も昔も私にとっての神シナリオです。
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