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ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
今日で未曾有の震災から8年が経ちました。
長いようで、短いようで、皆さん夫々の想いがあることでしょう。
亡くなられた多くの命に心から哀悼の意を表します。
そして、今だ不自由な避難生活を送られている方、
震災に起因する病などで苦しんでおられる方に謹んでお見舞い申しあげます。
いつも東北のことが心にあります。決してこの日を忘れません。

私はこの日、耳鼻科に居ました。毎年恒例の花粉症の薬を貰うためです。
主人が休みだったので車を出して貰い、まだ小さかった子供がグズるので
私が医者に居る間、近所を宛ても無く流してもらっていました。
車を止めると烈火の如く泣くので停められなかったのだとか。
診察を終え、薬の吸入を始めた途端異変に気付きました。
最初眩暈かと思いましたが、足元がざわざわする感じがした後
船に揺られるような感覚があり、振り向くと先生の背後の額縁が揺れている。
思わず「地震?」と声を上げた途端、大きく揺れ始めました。
次の瞬間電源が落ち、病院は停電に。私と次の方まで処方箋が出ましたが
その後の患者さんは処方箋も薬ももらえない状況になりました。

続きは畳んだ先へ

揺れの大きさに患者さんたちも騒然となり、
看護士さんの指示に従い外へ避難すると、信号も消え、電線が大きく揺れている。
夫に連絡しようとしても電話は繋がらず、流石に焦りました。
途方に暮れている私の前に、暫くして夫の車が到着し、ようやく帰路へ。
今まで経験したことのない地震だったので、最初自分の県が一番大きいと思った。
しかし、カーラジオで訊いたニュースで東北震度7と知り、
その後停電でテレビは見られず、帰宅してようやくワンセグでニュースを見ました。
初めて見た映像は気仙沼の津波でした。恐ろしさと悲しさで言葉にならなかった。
まだ気温が寒く、夜はストーブ(幸い我が家は石油ストーブでした)を点けて凌ぎ、
ガスは点くので、真っ暗な中でパスタを作りました。
電気が復活したのは翌日未明。街灯の無い街を歩き、暗さを痛感しました。

それから8年。私の住む街は大きな被害を免れましたが、
東北地方を始めとする被災地の皆様は、まだまだ戦いが続いていると思います。
頑張って、とはいえません。これ以上頑張るなんて出来ないでしょうから。
私は微力ですけど、何か出来ることをしたいといつも考えます。
沢山の寄付やボランティアは出来ないけど、せめて自分に出来る事を…と考え
食材は出来る限り被災地のものを選んでいます。お米はずっと福島産を買ってます。
食べること、買うことでこれからも本当に微力ながらお手伝いさせて頂きたい。

東日本以降も、熊本や北海道での大きな地震、西日本での大規模水害、
まだまだ多くの被災者の方がこの日本中にいらっしゃいます。
そして私もまたいつその一人になるか分からない。
だからこそ、いつも心に教訓を留め、助け合うこと、備えることを忘れずにいたいです。
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