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ゲームと好きなものを語る気まぐれブログ
先日、かなり古~い大河ドラマを借りました。タイトルは「国盗り物語」。
自分の母親が若かった頃の作品です。主人公は前半が斉藤道三、後半織田信長。
大河ドラマといえば一年を掛けてじっくり放送されるものですが、
今現在DVD化されているのは総集編だけなので、前後編合わせて
約三時間のドラマを一気に見てしまいました。凄く面白かった!

道三役は今は亡き平幹二郎さん。お年を召されてからもダンディでしたが
若い頃もなかなかのイケメン。油売りから始まり、美濃を制し、没するまで
前半丸々一枚が道三の生涯でした。最初の奥さんがちょっと可哀想だったけど
美濃で出会うお姫様の三田佳子さんが非常に清楚で印象的でした。
更に娘である濃姫役の松坂慶子さんがそれはそれは美しく&愛らしく、
帰蝶のイメージにピッタリでした。無双の濃姫よりもっと可憐な感じです。
そして信長役が今でも大活躍されている高橋秀樹さん。
この方もお若い頃を見たのは初めてでしたが、細面で別人みたい!
確かに声が高橋さんだし、顔にも面影があるんですけど、
今現在の貫禄ある高橋さんしか知らない私は最初信長役と知って
「えー、イメージ違うなぁ」なんて思ってたのに、なかなかどうして。
物凄くハマり役でした。最初こそうつけと言われて破天荒な若者でしたが
桶狭間を堺にどんどん天下人の風格が出て、その変貌振りが見事でした。
やっぱり役者さんって凄い!光秀を殴打するシーンなんて鬼気迫る演技で
心底光秀が可哀想になった。信長ってやっぱりどっかキレてるんだなぁ(^^;)

一旦畳みます


対する光秀役は、今はすっかり白髪になられた近藤正臣さん。
これまたお若い頃からすっごくステキ!!後半のもう一人の主役でしたが
清廉かつ知的で冷静な光秀像はイメージにピッタリ来ました。
信長に金柑頭呼ばわりされるわ、延暦寺焼討ちを止めようとして憎まれるわ
大勢の前で殴打されて屈辱を味わうわ、散々な目に遭う光秀さん。
あれじゃ信長殺したくなるのも無理は無い、と思わせる場面が多々あります。
そして彼の最後はあまりにも悲しく惨い。すっごく切なかったです。
無双の光秀はちょい綺麗に描かれ過ぎなところがありますが、
ドラマの光秀はもっと不遇で悲劇的。この人の人生って何だったんだろう、と
ゲームで山崎クリアした時に思いましたが、ドラマでもっとそう思った。
近藤さん演じる明智光秀、大変素晴らしかったです。

殆ど出番はないけど(と言うか全く無いに等しい)久秀ちゃんの話も出てくるし、
当然ながら家康も秀吉も居ます。秀吉は今では自転車で有名な火野正平さん。
お若い頃は浜田岳さんそっくり!いや、浜田さんが正平さんに似てるんだよな。
家康役は寺尾聡さんで、この方今と全く代わっていませんでした。
浅井長政やお市も出るっちゃでるけど、出番はほんのちょっぴり。
半兵衛は一瞬、官兵衛もちょっぴり、そして家康もちょっぴり。
でも秀吉は後半に結構出番があり、無双と似た演出のシーンもありました。
恐らくコーエーさんがこのドラマを参考にしているんだと思われます。

で、意外やしっかり出番があったのが孫市です。演じるのは林隆三さん。
実は雑賀孫市が登場すると聞いてこのドラマが見たくなったのですが、
後半の冒頭から登場し、けっこうガッツリ見せ場がありました。
ゲームと違い、史実どおりの真っ赤な陣羽織を纏い、髪型はほぼ無双2のまま。
ワイルドな隆三さんが大変カッコよく、イメージどおりの孫市像でした。
強いし、豪快だし、何となくいい加減で口が悪く、女好きなところもゲームのまんま。
違うのは色だけかな。出来ることなら総集編でなく、本編が見たかったです。
恐らく紀州征伐で信長と戦うシーンもあったはず。ホント見たかった(T_T)
でもこのドラマ、私が生まれる前のものですからねぇ。見られるはずが無い。
総集編だけでも視聴が叶って嬉しかったです。いやぁ、やっぱり戦国時代はいいな♪

物語の最後は光秀の落命で締めくくられるんですが、彼の死に方と言うか
討たれ方はあまりにも悲しく、切なく、見ていてとても辛かったです。
来年の大河ドラマの主役が光秀ですからね、是非見たいと思います。
「国盗り物語」のように、壮絶なラストを史実通りに描いてくれたらいいな。
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